耐震工事の全体の工程を一挙公開!

最近ご相談の多い傾向の「耐震診断及び耐震改修」
最近全国で地震が多く発生していることや、南海トラフ地震発生確率(40年以内)が80%から90%程度引き上げ(2022年1月13日、政府の地震調査会が発表)、それに加え耐震関連の補助金などを出している自治体も多く、皆さん関心が高まっているように思います。
そこで今回、耐震改修工事にかかる大まかな費用や流れなど把握してもらうためまとめてみました。
耐震改修工事費のおよその目安を知った上で、これから先も、ずっと安心して住み続けられるよう、ぜひ建物の耐震化をご検討ください。
目次
耐震診断を行う
予備調査・現地調査
専門家が設計図書や増改築の有無等の情報を集めます。さらに、現地で建物の現況を調査します。
耐震性能の評価
予備調査・現地調査をもとに、専門家が耐震診断を行い、建物の耐震性能を評価します。耐震性能を示す指標が基準に満たない場合には対策が必要です。

耐震性能を示す指標
木造の場合
- 1.5 ≦ 評点 倒壊しない
- 1.0 ≦ 評点 < 1.5 一応倒壊しない
- 0.7 ≦ 評点 < 1.0 倒壊する可能性がある
- 評点 < 0.7 倒壊する可能性が高い
木造以外(RC造、S造など)の場合
- 0.6 ≦ Is値危険性が低い
- Is値 < 0.6 危険性がある
CHECK!
住宅の劣化状況や、問題点など耐震診断の結果を具体的に聞きましょう。
耐震改修計画を立てる
耐震診断の結果に基づき、目的に応じた耐震改修を検討します。
CHECK!
予算や工期、耐震改修後に求める耐震性能のレベルなど、要望をしっかり伝え、不安な点、疑問点
をなくすようにしましょう。
耐震改修の設計を行う
耐震改修計画に基づき、耐震改修の設計を行います。
CHECK!
補強位置を示した平面図や写真などを使った具体的な説明を受けましょう。
耐震改修工事費の見積り出す
耐震改修工事にかかる費用を算出します。
CHECK!
耐震改修工事の内容をきちんと理解し、工事金額の見積もりを確認したうえで、契約しましょう。

耐震改修工事を行う
耐震改修工事を開始します。
CHECK!
工事中の写真をしっかりと残してもらうようにしましょう。



耐震改修工事費の全体的な傾向は?
木造住宅
木造住宅(平屋建て):100万〜150万の工事が最も多く、全体の半数以上の工事が約140万以下で行われています。

共同住宅
1㎡当たりの耐震改修工事は、共同住宅(3~5階建て)の場合、10,000円/㎡未満で行われることが最も多く、全体の半数以上の工事も約10,000円/㎡未満で行われています。

千人の耐震工事
私たちはいままで沢山の耐震工事のお手伝いをさせて頂きました。その一部をご紹介。
近年、耐震診断の補助金や耐震改修等に関する工事費など一部負担している自治体が増えています。これらを上手く活用して、より安心した住まい造りをしていきたいですね。
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都城にて1976年創業。地域密着の小さな会社ではありますが、メンテナンス、リフォームとリノベーションから始め、伝統工法による注文住宅、医院、介護施設、商業施設の新築、そして古民家再生など多くのお客様のニーズを形にしてきました。どんな小さなことでもお住まいに関してお困りのことがあればお気軽にご相談下さい。
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