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住み継ぎリノベ〜耐震、断熱、屋根葺き替え工事〜全面リフォームの全貌

今回都城市山田町にて、築45年の住まいを老後ゆっくりと快適に過ごせる住まいへお手伝いをさせて頂きました。昭和56年以前の建物だったため耐震強度が弱く、また断熱性施工が必要だったためその基盤からのお手伝いになりました。

お客様のご要望

  • 耐震補強をしてほしい
  • 夏暑く冬が寒いので断熱施工をしてほしい。
  • 広いLDKが欲しい
  • 玄関の入り口を出入りしやすくしたい
  • 雨漏りがするので工事したい

耐震診断を実施

予備調査・現地調査をもとに、専門家が耐震診断を行い、建物の耐震性能を評価します。耐震性能を示す指標が基準に満たない場合には対策が必要です。今回耐震診断をした結果、耐震性能を示す指標1.0以下となり、耐震結果倒壊する可能性があるという結果になりました。

耐震改修工事を行う

耐震改修計画に基づき、耐震改修の設計を行い耐震改修を行いました。

現在の建築基準法施行令第45条では「筋交いの端部はボルト、かすがい、くぎその他の金物で緊縮しなければならない」と施工方法が定められています。

耐震施工

①筋交い新設と金具接地 補強が足りない箇所には筋交いによる耐震補強を新設。強度を増すため金具の設置も追加

②補強が足りない箇所には筋交いによる耐震補強を新設。強度を増す為金具の新設も追加。

耐震壁

外壁や下地に耐震壁を設置して耐震性を高める方法です。張り方等基準に沿った方法で施工しなければなりません。

耐震状況担当者のチェック

今回、補助金を使用しての耐震工事の為、耐震工事が基準通りに行われているか市役所の担当者がチェックを行います。

断熱工事

今回は床・天井・壁に断熱材を施工しました。

また断熱性能は、素材だけではなく施工によっても変わってきます。そのため、素材の特性にあった施工方法か、施工が丁寧かどうかなども重要なポイントです。

断熱施工

今回は断熱材を天井、壁、床全面に敷き詰めました。

また、住まいの中で一番熱の出入りが大きいのは窓夏は外気熱が73%も流入、逆に冬は58%も流失しています、今回リノベーション箇所の窓は全てペアガラスにしました。

住まいを快適に過ごすために「断熱」は必須です。室内の温度差が小さくなり一年中快適に過ごせます。また温度を一定に保つことが出来る為結露やカビが発生しにくくなるのも断熱対策をするメリットです。それは健康への影響にも繋がるのです。

その他光熱費節約や家の寿命を伸ばす効果も期待できるのでいいことづくめなのです。
 千人断熱工事の施工例&断熱の重要性はこちらをチェック

屋根葺き替え工事

今回築年数も経っており、雨漏りがするとのことだったので屋根の状況から瓦の撤去、葺き替えることになりました。
 屋根材だけでなく防水シートといった下地も新しくなります。

屋根を掃除する上での配慮

屋根の下地の上の掃除をします。その際私たちはホコリが舞い上がらないように、水をまきながら掃除をするように協力会社さんへ指導しています。これは千人独自のやり方でもあります。ちょっとした事かもしれませんが、工事期間中お客様や近隣の方へ少しでもご迷惑かけないようにという会社の方針のひとつでもあり、創業当時から行っております。

防水シート二重敷き

下地の上に防水シートを敷き詰める。(防水シート)は屋根材の間から浸水する雨水を防ぎ、下地を保護する役割を持っています

屋根の中でも「谷の部分」と「棟の部分」は一番雨漏りがしやすい箇所なので、その箇所のみ防水シートは二重敷きでにするなど千人独自の工程を組んでいます

今回は前回の瓦よりも軽い陶器瓦にしたことで家の耐震性が上がることに繋がりますから地震対策にもなります。

before&after

図面

中央の和室と洋室を繋げて広々LDKへ。キッチン納戸も新たに設置。

元々キッチンだった場所にはウォークインクローゼットへ。

玄関

before

本来あった南側の玄関は基本使わないので玄関ではなく違う空間にしたいとご要望がありました。

after

外観:本来玄関だった場所はサンルームへ

南側で日当たりも良いので、サンルーム室へ。元々あった玄関屋根は雨除けにもなります。

土間

before

西側の土間からの出入りが多い為こちら側を玄関にしたいというご要望

after

耐震性を高めるために、元々あった筋交いに耐震金具を設置します。建物を構成する土台や柱などが交わる部分に設置することで、強度を補強。
玄関室内①
玄関室内②

土間だった入り口は玄関へ。玄関には大型シューズクローゼット。約2.2帖でたっぷり収納が出来ました。靴以外にもコートを掛けるスペース、キャンプ用品、防災用品等必要なモノを収納出来ます。

LDK

before

after

リビングダイニング
ウッド調の色味で落ち着きのある雰囲気になりました

キッチン

対面式キッチンにすることで家事をしながらでも自然と家族との時間がつくれます。

キッチン納戸

キッチン納戸は主婦憧れの空間☆彡畳約3畳分の広々空間!棚は高さが可動式のものも設置しました。置くものによって高さが調整でき便利。杉板の棚は湿気や通気性が良いので保存に適しています。食品だけでなくキッチン用品等も収納出来ます。

トイレ

before&after

可愛らしい雰囲気のトイレに変わりました!壁にはトイレカウンターを設置。トイレットペーパーを置いたり、芳香剤や花瓶、ちょっとした小物を置いたり、アイデアは様々!まさに「見せるカウンター」です。

住まいの中で一番熱の出入りの大きいのは実は窓!今回窓をペアガラス(複層ガラス)にしたことで寒いトイレからおさらば👋になりました!

洗面所

after

収納

after

廊下収納!元々なかった収納を新設!生活用品など収納する空間は必須です。
キッチン納戸
ウオークインクローゼット。奥は寝具収納
玄関収納。たっぷり約2帖分!靴以外にもコートや非常用の道具やキャンプ用品等大きなものも収納できるスペースになりました!

今回の住み継ぎリノベ。ご両親様の建てた大切な家に新たにいのちを吹き込み、自分たちのライフスタイルにあった住みやすい家へと蘇りました。

住み継ぎリノベーション・・・単に家を住み継ぐだけでなく、その家を建てた人の想い、そしてこれから住む家族がその家を大切にしたい、それを建てた人の想いも大切にしたいと思う沢山の想いが詰まっています。そしてその想いを住まいを通してカタチにするお手伝いさせて頂けたこと、とても感慨深かったです。

今回お客様も喜んで頂き私どもも大変うれしく思いました。

延べ面積134.07㎡ (40.57坪)

収納率15.6%(平均12〜15%が理想)

お住まいのことで、「お困りごと」はございませんか?

「ライフ」つまり住まいづくりを通して人の「いのち・くらし・あした」を支える会社です。
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都城にて1976年創業。地域密着の小さな会社ではありますが、メンテナンス、リフォームとリノベーションから始め、伝統工法による注文住宅、医院、介護施設、商業施設の新築、そして古民家再生など多くのお客様のニーズを形にしてきました。どんな小さなことでもお住まいに関してお困りのことがあればお気軽にご相談下さい。

0120-1000-76 受付時間:9:00-18:00

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