Life Asist Comany 千人

施工実績 NEW 小さく建てて豊かに暮らす「小さな家」

宮崎県都城市

ご高齢一人住まいの小さな家をご希望。

御子息との同居を考え、少し広めの空間になりました。

小さな家メリット!
①建築費が割安ぶん質向上に振り分けられる。
②塗り替えなどのメンテナンス費用も安上がり。
③構造の区割りが小さいので地震に強い。
④空調費など光熱費が安い。
⑤そうじ、片付けが早め。
⑥家族の距離感が近くなる。
⑦税金(固定資産税など)やローン返済が少なめ。
種別
木造平屋(深軒の家)
場所
宮崎県都城市早水町
敷地面積
110.10㎡(33.3坪)
延べ床面積
97.58(29.5坪)
収納率
13.49%(家具を加えると16.5パーセント)
※一般的な住宅は12~13%が理想とされています
家族構成
ご高齢お一人様

外観

ウッドデッキはお手入れ等を考慮し、幅を狭くしました。今回はデッキに土をつけたくないとのお客様の意向で勝手口まであえて伸ばしませんでした。
勝手口からはコンクリ―トで階段を造作し、ウッドデッキと階段との間にはガーデニング用品を濡れずに保管する為、あえて間を開けて設置しています。

私たちの家造りの屋根は「深軒き」になります。
この宮崎の高雨量、高温多湿、日射率を考えると軒は大切な役割を果たすと考えるからです。
それは雨や紫外線から家を守り、室内気候を調整し、健康を冒す要因を排除し、外部との親和力を高め、
最後は日本人の感性や文化までに行きつく装置なのです。

『深軒の家』はいわば家自体が深軒という形態をとって、風化劣化から家を守り、持続可能な性能たらしめている、たのもしい姿なのです。

その地域にはその地域に合った家造りがあります。
日本高温多湿の国。特に宮崎県は日差しが強く、また日射量と共に降水量ともに全国有数です。
そんな地域の中で家のメンテナンスも含めて快適に過ごす為にも私たちの家造りの屋根は「深軒き ふかのき」です。

深軒の魅力。

1.空調効果:それは自動的空調装置(バッシブコンディショナー)
夏は持ち出された深軒が室内への直射日光をガードするだけでなく、壁、窓からの熱の貫流を抑止、冬は深軒でも日照角度が低いので日光は充分に差し込んで直接部屋を暖めます。

2換気・除湿効果 - 風通しで換気・除湿効果が衛生維持装置に -
『深軒の家』は夏の季節風や卓越風(たくえつふう:地域特有の風)が、当たる側(南側)の懐の深い勾配軒天が風をためる役割を担い、反対側(北側)の低い軒天がより減圧効果を生じさせて、もう一方のたまった風を吸いだす役割をし、風が家の中を吹きぬける(風洞)効果を生み出し、『自然に風通しのよい家』になっているのです。

3,多目的効果 - 現代の縁側 家と庭をつなぐもの -
『深軒の家』の深い軒下空間は室内、屋外のどちらにも属さない中間領域(インターフェイス)です。
どちらにも属さないということはどちらにも利用できるということです。その選択肢が折々の住まい方、暮らし方のバリエーションを拡げます。

4,風化劣化抑止効果 - 持続可能な性能を補完するもの -
持ち出された深い軒が風雨や熱射、紫外線などの影響を受けにくくすることによって土台や柱、外壁等の劣化を抑止します。当然メンテナンス費用(補修や塗装)も半減します。

5,つば(鍔)効果 - もしくはハイビジョン効果 -
帽子に『つば』がついているように『深軒の家』にも『つば』がついていると考えてください。この『つば効果』は散乱光を防ぎ、家の中から眺める外の風景をはっきりと見せてます。特に勾配軒天がつくるシャープな見切り線と陰影は、室内からの外の風景を額縁のように引き締める効果と、望遠鏡のように遠景を引き寄せ、借景化してくれます。

6、親和力効果
深軒はおのずと低い軒になっています。所によっては軒や天井が手を差しのべた高さになります。
特に玄関は人が寄りつきやすい低さや奥行きを推し測っています。つまり人が家により親しみをもてるようにヒューマンスケールを意図したものになっています。

7,外観のメリハリ効果
モノの形は光と影によってより強く認識されます。
その形にメリハリがつくのはまさに、その光と影のコントラストの度合いによるものです。外から眺めた時、『深軒の家』には深い勾配軒裏によって出来る深い影が差しかかります。それが外観にまとまり(統一感)と奥行きを作り出します。

玄関

ドアは引き戸に。

引き戸だと、万が一車椅子生活になっても負担なく開け閉めできます。ご高齢の年齢で建てる場合にはお客様と相談ししながら、今後万が一の想定、ケースを考えて対応できる建具にすると安心です。

玄関正面。

玄関内。

玄関入って左側に玄関納戸とキッチン納戸併用の収納。
一部をタイル仕上げにすることで裏玄関と使用予定。

郵便受け。

居間

室内の中でも人が一番長く居る空間のリビング。親戚が集まった時にでも広く使える様にダイニング及び和室は連続して使用できるようにしました。

リビング①西側の壁には使用しながら使い勝手の良い棚を選択したいとのお客様のご希望で固定棚は使用していません。

リビング②照明器具は調光・調色付きのシーリングを採用。
掃き出し窓は年を重ねた時の窓の重量を考えて高さは1.800㎜を採用致しました。

リビング③

ダイニング

狭い空間でも広く感じるように出窓を設置。
天井高は空間にメリハリをつける為にリビングと高低差をつけました!

窓の高さが違うのは歩道が近い為道路からの視線を考慮して東面だけ少し高めに設置。

ダイニングからリビングは一つの空間に。

洗面所

衛生上、脱衣室とセパレート!
帰宅後すぐに手洗い出来る配置にしました!

北側になりがちな空間はトップライト(天窓)で日中電気をつけなくても作業できます!
洗面台横にはクロス汚れ防止の為、ホーローパネルを設置!お掃除も簡単!
また非常灯を兼ねた足元灯を設置。暗くても足元も安心です。

浴室

お手入れを耐震性を考慮してタカラのユニットバスを選択。
お洗濯に残り湯を使用したいとのことで、TOTOのこりーゆEco(お湯とり)を採用!

浴室暖房を設置。ヒートショック抑制へも繋がります。

脱衣所には現在使用している棚を置きたいとお客様のご希望でそのスペースを確保しました!
浴室への出入り口は腐蝕を考慮してタイルを設置しました。

トイレ

男性の飛び散り及び失禁までも考慮し、床は水に強く、汚れを拭き取りやすいアンモニア成分や掃除洗剤に強いCF(クッションフロア)シートを採用でお手入れが楽です。

ドアはスペースの関係で引戸が確保できなかった為、スライディングドアを採用。立ち位置を変えずにドア本体を開け閉めすることができ、身体の動きが少ないので高齢者や小さなお子様にとって扱いやすい扉です。

照明器具はマルチセンサーを採用、動きを感知して自動点灯! 照射方向をお好きな角度に調節できる!自動消灯するので省エネにもなります。また調光器を使用しなくても調光出来る様にしました。

収納

快適な生活を送るためには収納空間はとても大切です。収納に対する配慮で住まい方の質が決まる!と私たちは考えます。
収納の空間もお客様の収納したい物や大きさ、用途によってその使い方は様々。
使い易く、仕舞い易い空間を私たちはご提案させて頂きます。

今回の収納空間は13.49%(家具を加えると16.5パーセント)ちなみに一般的な住宅は12~13%が理想とされています。

玄関収納&キッチン納戸収納

寝室収納①
布団が多いとのことから布団スペースを広めに設置。
ハンガーパイプだ度は固定せず掃除しやすいようにキャスター付きを採用。

寝室納戸②出入口の横は引き出し等小さなものを置きたいとのことから可動棚を設置。

和室

お客様をプライベートゾーンを通らず案内出来る様にホールからの出入り口を設けました。

お客様の以前住まわれていた床柱と落とし掛けを再利用・
お持ちのお仏壇が大きい為、押入の幅を最小限に留め、床の間を広めに設置。
その為布団の出し入れがしやすいように、観音扉の襖を採用。

和室からリビングを眺める。

図面

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