冬の朝、家の中で「白い息」が出ていませんか?
朝起きて、布団から出るのが億劫になる季節。 ここ都城・宮崎は「南国」のイメージが強いですが、冬の朝は驚くほど冷え込みますよね。
特に盆地特有の霧深い朝は、体の芯まで冷気が染み渡ります。
「白い息が出るリビングで、急いでストーブの前を陣取る」
「脱衣所が寒すぎて、お風呂に入るのが決死の覚悟」
そんな光景が、日常になっていませんか?
実はその「我慢」、あなたの健康を静かに蝕んでいるかもしれません。今日は、少し怖いけれど知っておくべき「家の寒さと健康」の話をお伝えします。
目次
あなたの家は「世界基準」で見るとどうでしょうか?
いきなりの問いかけで申し訳ありません。しかし、これは決して大げさな話ではないのです。
世界保健機関(WHO)が2018年に発表した「住宅と健康に関するガイドライン」をご存知でしょうか。そこには、冬の室内の温度について、明確な勧告が記されています。
「冬の室内温度は、最低でも18℃以上であるべき」
これは「快適に過ごすため」の推奨値ではありません。「18℃を下回ると、高血圧、心疾患、脳卒中などの健康リスクが有意に高まる」という医学的なエビデンスに基づいた、命を守るための最低ラインなのです。では、日本の現状はどうでしょうか。
ある調査によると、日本の冬の平均室温は、多くの家で10℃〜15℃程度。朝のリビングや、夜の脱衣所では10℃を下回ることも珍しくありません。
イギリスでは「室温が18℃未満の賃貸住宅は解体命令が出る」ほどの厳しい基準がありますが、日本では「家の中でダウンジャケットを着て我慢する」のが常識になっています。
世界から見れば、日本の多くの住宅は「寒すぎて人が住むには適さない環境」と判定されかねないのです。

「私は平気」な方へ。その感覚が同居人を苦しめているかもしれません
「寒いとうるさいが、私はそんなに寒さを感じない」そう感じている男性も多いかもしれません。
実はこれ、気合が入っているからでも、我慢強いからでもありません。
男女の生物学的な「体のつくり」の違いです。男性は女性に比べて筋肉量が多く、基礎代謝が高いため、自ら熱を生み出す力が強い傾向にあります。
一方、女性は筋肉量が少なく、一度冷えると温まりにくい性質を持っています。研究によると、男女の快適温度には「約3〜5℃のズレ」があると言われています。
あなたが「少し肌寒いけど、まあ平気(室温18℃)」と感じている時、奥様や高齢のご両親は「凍えるように寒い(体感温度13℃)」と感じている可能性があるのです。
この認識のズレが、家庭内での「温度ハラスメント」を生みます。
「私は平気だから暖房はいらない」「断熱なんて無駄だ」という言葉は、家族に対して「寒さに耐えろ」と言っているのと同じことになりかねません。

交通事故よりも恐ろしい、お風呂場
「ヒートショック」という言葉を聞いたことがありますか?
暖かいリビングから寒い脱衣所へ移動し、そこから熱いお湯に浸かる。この急激な温度変化によって血圧が乱高下し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす現象です。
日本国内で、入浴中にヒートショックに関連して亡くなる方は、年間推計で約1万9000人。
これは、年間の交通事故死者数(約2000〜3000人)の数倍にあたります。
驚くべきことに、北海道のような極寒の地よりも、宮崎県や鹿児島県のような「比較的温暖な地域」の方が、ヒートショックによる死亡率が高いというデータがあります。
なぜなら、北海道の家は厳重に断熱されていますが、南国の家は「夏の暑さ対策」を優先して作られており、冬の寒さに対しては無防備だからです。
「うちは南国だから大丈夫」という油断こそが、一番のリスクなのです。

「寒さ」を「我慢」で解決するのは、もう終わりにしませんか?
ここまで読んで、「もしかして、うちは危ないのか?」と少しでも感じていただけたなら、あなたは「第1段階」の「気づいていない状態」から一歩抜け出しました。
家の寒さは、季節のせいではありません。家の性能(断熱不足)のせいです。
そしてそれは、我慢で解決すべき問題ではなく、物理的に解決すべき「住環境の欠陥」です。
今すぐ断熱リフォームをしましょう、とは言いません。
まずは、ご自宅の現状を知ることから始めてみませんか?
【今日からできる、命を守るチェックリスト】
- 温度計を置く:
リビングだけでなく、脱衣所や寝室にも温度計を置いてみてください。朝起きた時、そこは「18℃」ありますか? - 窓際に行ってみる:
窓のそばに立つと、冷気(コールドドラフト)が降りてきていませんか? それが部屋を冷やす元凶です。 - 家族の声を聞く
「寒い」と言ったとき、「着込めばいい」と返すのを一度やめて、「何度あるんだろう?」と関心を持ってみてください。
「家は、家族の命を守るシェルターであるべき」
私たちはそう考えています。
もし、朝起きるのが辛かったり、お風呂に入るのが億劫だと感じているなら、それはあなたの性格のせいではありません。家があなたからエネルギーを奪っているからです。
「寒くない家」での暮らしは、想像以上に人生を変えます。
朝、布団から出るのが苦にならない。
夜、トイレに行くのが怖くない。
風邪をひきにくくなり、活動的になる。
そんな当たり前の幸せは、「寒さは変えられない」という思い込みを捨てた先に待っています。
まずは「我が家の寒さは異常かもしれない」と疑うところから、始めてみましょう!
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都城にて1976年創業。地域密着の小さな会社ではありますが、メンテナンス、リフォームや性能向上の断熱や耐震のリノベーションから、注文住宅、医院、介護施設、商業施設の新築、そして古民家再生など多くのお客様のニーズを形にしてきました。どんな小さなことでもお住まいに関してお困りのことがあればお気軽にご相談下さい。
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