【重要】2026年4月からのLIXIL製品価格改定について:値上げ幅とリフォーム計画への影響
2025年11月7日、住宅設備機器大手の株式会社LIXILより、メーカー希望小売価格の改定(値上げ)が公式に発表されました。
本記事では、LIXILの公式発表の情報を基に、今回の価格改定の具体的な内容、対象製品、そしてこれからリフォームを検討されている方が注意すべきスケジュールについて解説します。
目次
価格改定の概要と背景
株式会社LIXILのニュースリリースによると、原材料費、物流費の高騰、および市場需要の変化に伴うコスト増が主な要因となり、企業努力のみでの価格維持が困難であることから、価格改定が決定されました。
- 実施時期: 2026年4月1日受注分より(※住宅サッシ・ドアなど一部製品は2026年5月1日受注分より)
- 情報出典: 株式会社LIXIL ニュースルーム(2025年11月7日発表)
対象商品と具体的な改定率(値上げ幅)
今回の改定は、キッチン、トイレ、浴室、窓など、住宅リフォームの主要な製品が対象となっています。特に「水栓金具」の改定率が大きく設定されている点に注意が必要です。
以下は、LIXIL公式発表に基づく主な対象商品とメーカー希望小売価格の平均改定率です。
【2026年4月1日より改定】
- 水栓金具: 平均15%程度
- キッチン: 平均6%程度
- トイレ: 平均6%程度
- 洗面化粧台: 平均6%程度
- 浴室(ユニットバス・システムバス): 平均3%程度
- タイル: 平均5%程度
- エクステリア: 平均5%程度
- 金属サイディング: 平均5%程度
【2026年5月1日より改定】
- 住宅サッシ・ドア: 平均5%程度
※ビル用建材(サッシ、カーテンウォール等)なども対象ですが、ここでは一般住宅向け製品を中心に記載しています。
「現行価格」でリフォームするための期限
「2026年4月1日からの改定」とは、通常、メーカーへの受注(発注)ベースでの適用を指します。 工事契約そのものではなく、「2026年3月末までにメーカーへの発注が完了していること」が現行価格適用の条件となるケースが一般的です。
したがって、3月末ギリギリに相談では、仕様決めや現地調査が間に合わず、4月以降の発注(新価格)となってしまうリスクがあります。
推奨されるリフォーム計画スケジュール
現在(2025年12月時点)から逆算した、余裕を持ったスケジュールは以下の通りです。
この期間内に動くことで、価格改定前の駆け込み需要による施工枠の不足や、納期遅延のリスクを避けることができます。
2025年12月 〜 2026年1月:情報収集・現地調査・ショールーム見学
- まずは千人力に相談し、現地調査を依頼します。
- 年末年始を利用して家族で要望をまとめ、ショールームで実物(キッチンやトイレ等)を確認します。
2026年1月 〜 2月中旬:プラン決定・見積もり確定・ご契約
- 具体的な仕様(色、オプションなど)を確定させます。
- この時期までに契約を結ぶことで、3月末までのメーカー発注を確実なものにします。
- 施工会社のスケジュールを押さえ、工事を実施します。
2026年2月 〜 3月:メーカーへの発注・工事実施
- 施工会社のスケジュールを押さえ、工事を実施します。
まとめ
水回り製品(特に水栓金具の15%)やキッチン・トイレの改定は、リフォーム総額に数万円〜十数万円単位で影響を与える可能性があります。
「いつかリフォームしたい」とお考えの方は、今回の改定前(2026年3月末までの発注完了)に間に合うよう、早めの行動がおすすめです!
参考資料・出典:
- 株式会社LIXIL「建材・設備機器のメーカー希望小売価格の一部改定について」(2025年11月7日)
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