今の家に元気で住み続けるための7つのアプローチ

ピンピンコロリ型日本はどの国家、文明、民族も遭遇したことない超高齢化社会に突入しています。
その主役が「団塊」と呼ばれる世代です。しかし、国や社会はこの世代に人生を豊かに全うするための方向性を示さないまま、医療介護費の削減にシフトしています。国をアテに出来ない以上、「自立への道」を選択せざるを得ないのが、超高齢化社会につきつけられた現実です。
私たちは「住まいの環境」という切り口で、自立型長寿モデルの理想型「ピンピンコロリ」の実現に、取組んでいきたいと考えています。

※このページは下記の資料を主に作成致しました。
■住居医学(全五巻)奈良県立医科大学学長・吉田修監修
■「健康に暮らすための住まいと住まい方のエビデンス集」健康維持増進住宅研究委員会(国交省設置)編著 ■住まいから始まる健康生活・ハウジングトリビューン編集部

1.病気になりにくい家

「寒さは万病のもと」です。 「寒さ対策」はそのまま「病気対策」になります。
寒さは

  1. 1)血行を悪くします。肩こり、腰痛、関節炎などの原因になります。
  2. 2)謝が悪くなります。肥満、肌荒れ、むくみ、老化を促進するといわれます。
  3. 3)免疫力が低下して感染症、アレルギー、ガンなどへの抵抗力が減少します。

英国では、免疫力低下防止のために冬季の室温を21℃以上に推奨され、16℃以下は呼吸器疾患を招くと規定されています。つまり、「病気になりにくい家」とは、「寒くない家」です。そのためには家を断熱化して省エネな熱源で部屋を暖かく保つことです。「寒さ」だけではなく、「加齢」によって加速度的に免疫力が低下していくシニア層は、ためらうことなく対策を急ぐべきだと考えます。

具体策

断熱工事(床、壁、天井)、内窓設置、気流止め工事(内壁)ペアガラス、空気浄化クロス、抗菌クロス、床暖房設置、蓄熱暖房、太陽熱で床暖房

2.ストップ・ザ・突然死の家

日本では約10万人(年間)の突然死があり、7割が65才以上のシニア層です。
その中の74%が心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患だといわれています。
時間帯では就寝中が33,000人、入浴中で19,000人が溺死しています。
これは韓国の3.1倍、アメリカの11倍の数です。主な原因は室内間の温度差(ヒートショック)だといわれています。

ヒートショックは、室内間の温度差を4℃以内にすることで抑止できるとされています。
今、シニア世代が住む家は、築20年以上の家がほとんどで、当時は「温度差の解消」などには無頓着でした。しかも、高齢化に伴って「突然死」のリスクは高まる一方です。
生きているうちに生きた対策をするというのであれば室内間「温度差の解消」こそが突然死抑止をする最も有効な方法だといわれています。

具体策

断熱工事(床、壁、天井)、内窓、ペアガラス設置、ユニットバス入替、トイレ・浴室暖房化
シーリングファン、床暖房、蓄熱暖房、LDK+サニタリィ一体化

3.グッバイ生活習慣病の家

ダニストップ=ダストストップいまや国民病化しているアレルギー疾患は、国民の4割が発症しているといわれています。
鼻炎、喘息、アトピーなど、「アレルギー疾患対策基本法」(平成26年施行)なるものを作らなければならないほど、深刻化しています。その原因で突出しているのがダニによる疾患です。
そのダニを育てているのがカビ。そのカビを育てているのが湿気です。湿気がカビを発生させ、ダニを繁殖させ、カビの胞子やダニの死骸やフンが家中に飛散し、アレルギー疾患となって生活習慣病化しています。

対策としては、室内の湿度を40~60%に保てばカビ・ダニの繁殖を抑止できます。
又、換気と掃除をマメにする。シンプルですが効果的だといわれています。
原因不明で体調不良の方は一度、ダニ、カビ、アレルギー病を疑ってみてはいかがでしょうか。

具体策

珪藻(けいそう)土壁仕上、調湿クロス(防カビクロス)、天然杢杉板(床、壁天井)仕上
断熱工事、気流止め工事、床下防湿工事、雨水排水増設、内窓設置、断熱サッシ

4.寝たきりになりにくい家

転倒注意「寝たきり」の原因のトップは、脳卒中などによるもので、21%を占めています。
家が関与するものでは「転倒骨折」が10%になっています。(いずれもH22.厚生省)年間10万人が転倒で「寝たきり」になり、これは交通事故死の20倍です。
シニアにとって家の中は「道路以上に危険」となりかねないのです。

転倒原因の内訳はすべり15%、つまずき16%、踏みはずし10%、ぶつかり10%。
注目すべきは、つまずきの半数が3o以下の段差で転倒しているということです。
「長生きのためには転ばない」の言葉通り、家の中の転倒要因をテッテイ的に排除し、同時に家の中を動き回りやすくすれば、「筋力強化」と合わせて、おのずと「寝たきりになりにくい家」になっていきます。

具体策

手すり取り付け、スリップ止、段差解消、スロープ工事、段差識別ステッカー、床クッションフロア、
コルク床工事、照明の高照度化(特に廊下通路)

5.認知症になりにくい家

脳に風と光を認知症の原因は未解明です。 ただ「脳」は「外に向けられた器官」で、
外からの刺激がないと「退化」するといわれています。
つまり「脳」に日常的な刺激を与え続けることが、認知症の対策になるということです。
「有効な刺激」の1つが「運動刺激」です。運動不足、筋力低下になりがちなシニア層が、いかに自由に安全に家の中を動き回れるか。又、掃除、洗濯、料理なども分担しやすくすれば、認知症抑止(特に夫側の)に役立つそうです。

もう一つが「視覚刺激」です。外部刺激の7割は目に集中しているといわれています。
窓を大きく付け替えて、部屋を明るく、日々の日の光の変化や、四季の折々の庭の情景など、
居ながらに「視覚刺激化」していくのも一つの方法です。
又、家事のしやすさに加えて人を招きやすくすれば、「人的刺激」
ーこれが脳にはとびきりの刺激ーになって、脳の活性化に寄与すること間違いなしです。

具体策

窓拡張工事、コーナーサッシ、対面式キッチン+1LD+ホテル化、バリアフリー化、
トップライト 照明の高照度化、LED(調光調色)化

6.不眠症になりにくい家

不眠は命の危機睡眠不足の原因はさまざまですが、問題になるのはそれが慢性化することだと言われます。認知症との関連や、不慮の事故の発生リスク、肥満や糖尿病、さらに免疫力低下による感染症 やガンの発症などの関連性も指摘されています。
睡眠不足慢性化の防止策は、

  1. 1)温熱(寝室の温度環境改善)
  2. 2)光(による睡眠ホルモンの分泌促進)
  3. 3)音(騒音)

がネックになるといわれています。
上質な眠りのためには、そのための環境を整える必要があります。寝室の室温は冬は 15℃以上、夏は26℃〜28℃が適温、これを保つためには断熱施工が最も効果的。光に関しては、日中や就寝前の光曝露(太陽や照明)の状態が睡眠の質に関係するといわれていま す。特に、睡眠導入のためには入眠前の「暗さ」に留意すべきです。「音」については防音とい う物理的対処が最も効果的です。

具体策

内窓設置、採光窓の拡張または新設、断熱工事(床、壁、天井)、照明の高照度化、調光調色化

防音、遮音工事

7.災難にあいにくい家

備えあれば憂いなし家に降りかかる災難と言えば、「盗難」と「火事」が思い当たります。
「盗難」には「ねらわれやすい家」というのがあって、「空巣」は
開口部(玄関、窓、勝手口)からの侵入がほとんどで、特に道路や近隣から目につきにくい窓が狙われています。
対処法としては強化ガラス、フイルム、補助鍵。心理的には防犯カメラ、センサーライト、電子ロックがあって、住まいの周辺環境に応じて選択すればよいと思います。
火事については、火元になりやすいレンジ(電子レンジは例外)の機能(過熱、消し忘れ、焦げ付き防止など)が有効ですが、キッチンダイニングを防炎化してなおかつ、火災報知器を設置すれば安心です。
これには一カ所で煙・熱を感知すれば、全室にそれを知らせるワイヤレス報知器(特に2階に寝室、子供室
がある場合)がおすすめです。
(*火災報知器は法律で取付けが義務化されています。)

具体策

二重ロック、電子ロック、防犯カメラ、強化ガラス、飛散防止フィルム、機能レンジ、電子レンジ、防災用レンフード 不燃化内装工事、防災クロス、火災報知器、雨戸シャッター、格子取付、 耐震工事

知って得する補助金、減税の話

補助金

1)対象工事の1/3 最大100万円補助(長期優良住宅化リフォーム推進事業)
2)断熱や窓の設置で最大150万円(高性能建材導入促進事業)
3)診断費用6万円 改修費用最大50万円
(耐震診断、改修補助事業)

減 税

1)所得税最大控除25万円/年 固定資産税1/2減額
(耐震改修促進税制)
2)最大62,5万円控除(5年間計)固定資産税1/3減額/年
(バリアフリー改修促進税制)
3)最大62,5万円控除(5年間計)固定資産税1/3減額/年
 (省エネ改修促進税制)

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